ネタバレ考察『クーリエ:最高機密の運び屋』キューバ危機を救った二人の男の物語

クーリエ:最高機密の運び屋

おすすめ度:★★★★☆(星4つ)

MCUのドクター・ストレンジ役で知られるベネディクト・カンバーバッチが主演を務め、キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争を回避するべく奔走する男たちの葛藤と決断をスリリングに描いたスパイサスペンス作品。

ネタバレを含む内容のため、作品鑑賞前の方はご注意ください。
※おすすめ度星2つ以下は基本酷評してます、苦手な方はご注意ください。

タイトル
クーリエ:最高機密の運び屋
原題
The Courier
製作国
イギリス、アメリカ
監督
ドミニク・クック
キャスト
ベネディクト・カンバーバッチ、メラーブ・ニニッゼ、レイチェル・ブロスナハン、ジェシー・バックリー、アンガス・ライト…
時間
112分
Filmarksスコア
3.9
Filmarksマーク数
7805件
(2023年02月13日現在)

1962年10月、アメリカとソ連の対立は頂点に達し、キューバ危機が勃発。英国人セールスマンのグレヴィル・ウィンは、スパイの経験など一切ないにも関わらず、CIAとMI6の依頼を受けてモスクワへと飛ぶ。そこで彼は、国に背いたGRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の高官ペンコフスキーとの接触を重ね、機密情報を西側へと運び続けるが……。

引用元:映画.com

感想

あらすじからもう魅かれる!

「キューバ危機」が勃発していたアメリカとソ連。そんな危機に際し、戦争回避に決定的な役割を果たしたのは、スパイ経験のないままスパイに任命された実在のイギリス人セールスマンだった。

スパイ経験のない素人が突如スパイに任命されて、世界が震撼した戦争回避に一役買う。
これだけで十分魅力的な設定なのに、まさかの実話ですと!?
しかも主演はベネディクト・カンバーバッチ!
この時点で私はすごく魅かれていて、公開当時すぐに劇場に足を運びました。

(C)2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

スパイものだと思っていたらゴリゴリの人間ドラマものだった

私自身、予告編も見ずに映画館へ足を運んだため、勝手に本作を007シリーズMIシリーズなどのアクション満載スパイ映画を想像しておりました。
実際はドラマ要素満載の作品で想像していたものとは違いましたが、めちゃめちゃ面白かったし感動しました!

キューバ危機が本作の題材となっていますが、私自身「学生のときになんか習ったなぁ…」くらいの認識しかありませんでした。
キューバ危機の裏で、こんなにスリリングな人間ドラマが展開されていたなんてびっくりしました。

キューバ危機:ソ連がキューバに核ミサイル基地を建設していたことから、米ソ間の緊張が極限まで高まり、核戦争一歩手前までいっていた危機のこと

スパイシーンは現実味があって非常にスリリングですし、何より主人公ウィンとソ連側の内通者ペンコフスキー2人の友情と熱意に心打たれました。

(C)2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

まとめ

ウィンとペンコフスキー、この2人の活躍がなければその後の世界は核戦争でとんでもないことになっていたかもしれませんよね。

想像していたものとは大きく異なるジャンルの作品ではありましたが、大満足の内容でした。

もしまだ観ていない方がいましたら、是非ご鑑賞ください!!

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