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三度目の殺人映画劇場で観てきた感想と結末を大暴露!タイトルの意味が深すぎて眠れない・・・

投稿日:2017-09-14 更新日:

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9月9日(土)から全国公開されている映画「3度目の殺人」。

是枝裕和監督と福山雅治さんの再タッグということで注目を集めていたこの作品、

現在公開中なのですが、観る人によっての受け取り方があまりにも違い過ぎて、

結末やタイトルに関する感想にまで大きな話題を呼んでいます。

 

ここで、世間で話題になっている「3度目の殺人」の結末までのあらすじを、

まずご紹介したいと思います。

そして、観る人によって違いはあると思いますが、

私が思っている感想も述べてみたいと思っています。

 

また、この「3度目の殺人」というタイトル、

なぜ3度目と付けられたのか。

このタイトルの意味についても、詳しく見ていきたいと思います。

 

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3度目の殺人 結末は?

結末までのあらすじをご紹介したいと思います。

ネタバレになりますので、まだ観ていない方はご注意下さい。

 

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~あらすじ~

同僚の弁護士からの依頼で、重盛朋章(福山雅治)は

その刑事事件の弁護を代わりに担当することになった。

被告の名は三隅高司(役所広司)。

彼の容疑は強盗殺人と遺体損壊罪。

被害者は、三隅が働いていた食品加工会社の社長山中光男。

三隅はその加工会社をクビになっていた。

 

ある夜、飲んだ帰りの山中社長は河川敷を歩いていた。

ふらふらと歩いていた山中を、三隅は後ろから襲って気絶させ、絞殺。

山中の財布を盗み、その後遺体にガソリンをかけて火をつけた。

とても残酷な事件だった。

三隅は多額の借金をしており、金に困っていた。

また、自分の故郷である北海道でも2人の借金取りを殺害しており、

無期懲役の判決が出されていた。

 

30年間、刑務所で過ごしていた三隅はようやく仮釈放された。

その矢先での出来事だった。

これでほぼ死刑に間違いなかった。

だが、三隅の供述が会うたびに変わってしまうため、

同僚弁護士が重盛へ助けを求めたのだ。

重盛はこの話が来た時、三隅を無期懲役に持っていこうと考えていた。

重盛は情に熱いタイプではなく、

「弁護に必ずしも真実は必要ない。」と語るほど、

仕事に徹する冷たい男だった。

初めて三隅と面会した時、

三隅はただ淡々と自分の罪を認めて語っただけだった。

認めてはいるものの、やはりその証言が二転三転するのだ。

 

ある日、三隅の弁護団仲間から重盛へ連絡が入った。

重盛たちへの相談もなく、三隅が週刊誌の取材を受けていたのだ。

取材に応じた三隅が語っていたものは、

山中社長の妻・美津江(斉藤由貴)に依頼されて殺害したという内容だった。

重盛は三隅へ事実を確認する。

妻の美津江とのメールのやり取り、美津江からの現金50万円の振込。

この事実はあるものの、証拠としてまだ弱いと考えた重盛は、

事実関係の調査を行う。

美津江を主犯とした事件になると三隅の罪は軽くなる。

 

重盛は三隅の住んでいたアパートを訪ねた。

そこは、借金に苦しむ男の部屋とは思えないほど、整然と片付けられていた。

重盛は若干の違和感を覚えた。

大家へ聞き込みをすると、足の不自由な女の子が遊びに来ていたと話された。

足を引きずって歩いていたのは殺された山中の娘・咲江(広瀬すず)だったのだ。

なぜ美津江ではなく娘の咲江なのか。

ここでも重盛は違和感を覚えた。

さらに、家賃は前払いで納められ、飼っていた5匹のカナリアも埋葬されている。

まるで身辺整理をしていたように思える三隅の行動。

彼は逃げるつもりはなかったかのようだ。

 

重盛はそのことを三隅に問いかけるも、

「わかってないなぁ。」と巧みに交わされてしまった。

違和感を抱いたまま、裁判は始まった。

裁判では、証人である美津江側から、

美津江の依頼で夫を殺害したという主張は全面否定された。

 

この公判後、重盛の元へ娘の咲江が姿を見せた。

 

そして咲江は驚きの告白を告げる。

自分は父である山中から性的暴行を受けていて、

それを三隅に相談していたこと。

そして、三隅はそんな自分のために父の山中を殺したこと。

それで三隅が助かるなら、裁判で証言をしたいと言い出したのだ。

 

重盛は、金目当ての殺害より、

この咲江を救うための殺害という動機のほうが、

本当の動機のように思えた。

 

30年前に殺人を犯した当時、三隅には6歳の娘がいた。

その娘と咲江を重ねての犯行だったのか。

だが重盛の脳裏には、また別の可能性も浮かんでいた。

咲江が本当の犯人かもしれないと・・・。

 

何の確信も得ないまま、重盛は三隅と面会をした。

そして咲江の話を三隅へ伝える。

すると三隅は、そんな話は嘘だと笑い声を上げたのだ。

だがその三隅の笑い顔を見て重盛は、

三隅は咲江を守ろうとしていると確信をする。

 

なぜクビにした人間の呼び出しに山中社長は応じたのかと、三隅を追求する。

追求の手を休めない重盛に対し、三隅は新しい事実を語る。

 

妻の美津江から振り込まれた現金50万円。

あれは、食品偽装の報酬のお金だったのだ。

それを聞いた重盛は思った。

母親である美津江を裁こうと思ったのか?

食品偽装をし、夫が娘に性的虐待をしていることを知らないふりをしていた母親を、

罰しようとしていたのか?

そう三隅へ問いかける。

すると、三隅は長い沈黙の後、重い口を開いた。自分は本当は無実だと。

そうはっきりと断言したのだ。

罪を認めたら死刑にならないと言われたから、罪を認めたと三隅は話す。

 

涙を流しながら語る男に困惑する重盛。

何が真実で何が嘘なのか。

わからなくなってしまった。

だが重盛は、三隅の強い意志を感じていた。咲江を守ろうとしているのだ。

咲江に疑いの目が向かないように、

咲江が法廷で性的虐待をされていたことを話さなくていいように、

咲江を守るために三隅は自分のすべてを賭けているのだ。

 

自分の娘にできなかったことを、

咲江を守ることで償いたいのだ。

重盛は三隅の思いがわかった。

今の段階で三隅が無罪を主張しても、死刑はほぼ確実に決まってしまう。

だが、決断した今の三隅は晴れ晴れとした顔をしている。

証拠も何もない今、三隅の無罪の主張は間違いなく通らない。

弁護団もきっと反対をする。

だが重盛は三隅の思いに沿った。

「弁護に必ずしも真実は必要ない。」と語っていた重盛の姿はそこになかった。

 

三隅を救いたいと願う咲江に、

咲江を守りたいと願っている三隅の気持ちを伝え、

法廷では虐待のことを話さないように説得をした。

虐待のことを話せば、それが山中社長を殺害した動機となってしまい、

三隅の殺害が決まるからだ。

 

咲江は裁判で、最後まで真実は話さなかった。

三隅の無罪を押し通すために沈黙を守った。

 

そして三隅の発言。

容疑を全面否認した。

騒然とする法廷。

 

検察側、弁護側、裁判長で話し合いが行われる。

三隅の主張を受け入れ事件を見直すとなると、

裁判を始めからやり直さなくてはならないのだ。

そうなると、裁判に掛かる費用と時間がまた費やされることになる。

裁判長もやはり国に雇われた人間なのだ。

訴訟経済という大きな問題が阻む。

効率良く裁判を終わらせなければならないのだ。

訴訟経済という言葉のためだけに、一人の人間が抹殺されてしまうのだ。

 

判決の日、三隅へ言い渡された言葉は

「主文、被告人を死刑に処する。」

わかっていたことだった。

 

三隅は重盛の手を強く握り、法廷を後にした。咲江は重盛へ呟く。

「ここでは誰も本当のことを話さない。」その通りだった。

三隅、咲江、美津江、検察官、裁判長、そして重盛、誰一人として真実を話さなかった。

 

誰もが嘘をついたのに、三隅一人が裁かれたのだ。

 

後日、重盛は三隅を訪ねた。そして三隅へ問いかけた。

犯行を否認したのは、咲江が法廷で辛い過去を語らなくて済むように、

わざと否認したのではないかと。

三隅の表情は読み取れない。

悲しげでもあり、安堵でもある表情。

「でも、いい話ですね。」と三隅は話す。

「だめですよ、重盛さん。僕みたいな犯罪者に、そんなことを期待しても。」

そう語る三隅の真実はわからなかった。

 

最後まで真実はわからなかった。

誰が犯人だったのか。

動機はなんだったのか。

何もかわらないまま2度目の殺人が裁かれた。

 

はっきりとわかっているのは、

3度目に殺されるのが三隅ということだけだった。

 

そして、その殺人に重盛自身が加わっているということだ。

重盛は人生の十字路に立ったまま、

どこに進んでいいのかもわからなくなっていた。

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3度目の殺人 感想

結末まであらすじですが一気にご紹介しました。

読んだだけではなんだか釈然としない結末だと思います。

実際に映像を観ないとすっきりせずに終わりそうですね。

でも、この映画、最後まで観たからと言って何もかもがすっきり終わる物語ではありませんでした。

 

その後の展開やすべての真実は、観た側の人へお任せしますっていう映画は多々あります。

この「3度目の殺人」もそうでした。

結局、真実がわからないまま終わります。

否定派の人の意見の多くは、

真実がわからないまま終わったことへのモヤモヤ感でした。

 

賛成派の多くは是枝監督の魅力、

物語の魅力というより演出の魅力、

画像の魅力というところでしょうか。

演者さんの演技をしている様子だけではなく、表情、ちょっとした細かい動き、

そういったところにも感情を持たせるようなカメラワークは、

是枝監督ならではの演出だと思います。

 

映画の多くは面会室と裁判所での場面となっていますが、

それでもこれだけ多くの人に何らかの感情を持たせられるというのは、

監督の腕ではないでしょうか。

 

物語自体も謎のまま終わってしまいますが、

これはまったくの個人的意見ですが、

すべてにおいて、「愛」があるのだと思います。

 

自分への愛、娘への愛、正義への愛。三隅が咲江を守ろうとしたのも愛だし、

咲江が三隅を守ろうとしたのも愛。

重盛が最後に三隅の無罪を信じようとしたのも愛だし、

妻の美津江がしてきたことも自己愛だと思います。

 

根本に愛があるから、そこに感情が加わって、

とてもややこしくなるのだと思います。

 

それに正義という名の司法が加われば、

真実なんて価値のあるものではなくなるような気がします。

人を殺すという、その一線を超える気持ちは永遠に理解はできないけれど、

愛する人を守るためなら正義よりも愛が勝つという意味は分かるような気がします。

 

この映画は、観るたびに違う感情を持たせてくれると思います。

裁かれる人、裁く人、見守る人、それぞれの立場から観てみたいと思いました。

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3度目の殺人 タイトルの意味とは?

この「3度目の殺人」というタイトルについても、

何の説明もないまま映画は終わっています。

このタイトルの意味とはどういうものでしょうか?

 

1度目の殺人は、三隅が北海道で起こした殺人事件。

これはわかります。

2度目の殺人は山中社長。

これも、誰の死かは一目瞭然です。

 

では3度目とは?誰の「死」を意味するのでしょうか。

 

色んな解釈があるかと思いますが、一番わかりやすいのは、

「三隅の死刑」が「3度目の殺人」にあたるということです。

 

無罪を主張することで自ら死刑を得た三隅。

この死刑を殺人となぞらえたのではないでしょうか。

もう少し掘り下げて考えてみましょう。

妻の美津江の社会からの抹殺。

これも言い換えれば殺人と捉えられます。

そして、重盛の弁護士としての信念。

勝つことしか考えていなかったという、弁護士の抹殺。

これも殺人かもしれません。

もしくは、司法制度への風刺。

正義を掲げてはいるけれど、そこは所詮は公務員の世界で、

この世の正義は真実をも殺すことができるという意味の殺人。

 

これは本当に観る人によって、

殺人が何を指すかが変わってきます。

多くの人は三隅の死刑と感じるでしょうが、

個人的には最後に述べた、

司法制度への風刺の意味を込めた殺人がしっくりくるような気がします。

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まとめ・感想

映画って本当に面白いと思える作品でした。

映画の醍醐味は、何といっても映像の魅力です。

 

字だけでは伝わりにくいことも、

表情や情景だけで伝えることができるからです。

 

この作品もまさにそうですよね。

 

謎で終わる結末でも、

何らかの感情を観ている人に与えたと思います。

もし自分なら、もし自分の親なら、もし自分の子どもなら。

そういう「もし」という想像も掻き立ててくれます。

 

この映画で役所広司さんの演技力の凄さも実感できました。

ラーメンのCMに出ている人と、同一人物とは思えませんね。

その表情一つ、指先の動き一つに意味があるような、

素晴らしい演技だったと思います。

 

清純派の斉藤由貴も、今ならちょっとはまり役のようにも見えました。

 

とにかく、最近の邦画の中でも特に面白いと言えるのではないでしょうか。

 

まだ間に合います!

劇場で、映画の素晴らしさを実感して下さい。

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-あらすじ, タイトル意味, ネタバレ, 三度目の殺人, 感想, 結末

執筆者:アンジー


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